防御と逃避、それが自分の傾向だと知った日 — スクフェス金沢2026 参加レポート

2026/06/20

スクラムフェス金沢2026 に、登壇者として参加しました。

セッションのタイトルは「解決策"だけ"を教えても次期リーダーは育たない ─ 器の発達に伴走するために」。リーダーの成長には「器の発達」が重要で、そこに伴走するためには変化を信じて場や機会を設計することが大切だ、という内容を話しました。

人の成長に伴走することを語った自分が、このカンファレンスで一番学んだのは自分自身のことだったと思います。

さおりんさんのワーク

印象に残ったセッションのひとつが、さおりんさんによるワークショップ「遠慮のないチームをどう育てるか? 〜創造性を止めているかもしれない"遠慮"を分解する〜」でした。

ワークの中で、自分が発しやすい毒素を考えてみる時間がありました。ゴットマンの4つの毒素、非難・軽蔑・防御・無視/逃避のうち、自分に当てはまるのはどれか。 考えてみると、防御と無視/逃避でした。「言われてみればそうだな」という感覚です。 一方で、非難や軽蔑といった他者への強い関与は、むしろ苦手な部類だとも気づきました。毒素にも、自分らしいパターンがあるんですよね。

「防御」への解毒剤として示されたのは、相手の意見や考えに好奇心をもつこと、相手を2%だけ認めること。難しいけど、やってみれそうだと思いました。もともと他人への興味が薄かった自分が、5〜10年かけて少しずつ変わってきた実感があるからです。他人のことを知ってみると面白い。共感できなくても「理解」することはできると学んできました。その延長線上に、この解毒剤はある気がしています。

他の気づき

ナカグチさんのセッション:ファシリテーションの本質

ナカグチさんのセッションで、自分では気づけていなかったことに気づきました。ファシリテーションは自分も学び、実践してきました。でも、いつの間にか「強いファシリテーター」として場をリードすることに寄っていたかもしれません。大切なのは、みんなでその場を良くするというマインドの形成です。ファシリテートされた場が必要であって、それを一人が支配するものではない。言葉にすれば当たり前のことなんですが、自分では気づけていませんでした。

「隠れファシリ」の輪を広げて、 孤独なファシリテーションを救う

Emiさんのセッション:社会構成主義とバフチンの発話

Emiさんのセッションでは、「社会構成主義」「バフチンの発話」という概念を学びました。発話とは単なる言葉の連なりではなく、他者との関係性や社会的文脈の中で交わされる具体的なコミュニケーション行為だということです。

チームや組織、リーダーが活躍できる場をつくるという目的は自分と同じで、そのアプローチとしてこういう概念があると知れたことが収穫でした。

現実は会話から生まれる。〜1on1とチームの場を繋ぐ、社会構成主義的実践〜

OSTでの対話:地方・教育・社会

kyonnさん、ナガイさんとのOSTで、地方・教育・社会というテーマで話しました。

長野に移住して3年。町づくりへの関心が、気づけば身近なものになっていました。この対話の中で、アジャイルコミュニティとして地域に直接貢献できる機会があると気づきました。市民としての貢献ではなく、自分がこれまでやってきたことがそのまま社会に直結できる。学校教育への関与や、都会と地元の子どもをつなぐ学習促進など、具体的な像が浮かびました。驚きと同時に、やれることがある、という感覚がありました。

これからの自分

今回のスクフェス金沢で見えてきた伸びしろを、正直に書いておきます。 コミュニティの場でも、飲み会でも、自分から話し出すことが苦手です。「今じゃなくてもいいか」という逃避は自覚しています。言葉を使って、自分のことを話していきたいです。

気づいただけでは変わらないので、好奇心と「2%の正しさを認めること」を日常の場面で意識して使ってみます。 地域・教育・社会への関与は、遠い話じゃなかった。自分がやってきたことが直接使える場がある。いまのコミュニティを越えて、一歩踏み出していきたいと思います。 そして、さおりんさんのワークで体感したシステムコーチングを、自分の場づくりに活かしていきます。

器の発達に伴走することを語った自分が、一番の適応課題を抱えていました。気づけたことを、次の行動につなげていきたいと思います! 運営のみなさん、スポンサーのみなさん、話してくださったみなさん。ありがとうございました!とても素敵で今後の活力が得られた2日間でした。


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